2020年08月27日更新

マイホームに地下室を作ることはできる?費用や注意点について

地下室マイホームに、地下室を作りたいという希望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。秘密基地のようで大人でもワクワクしますし、子供の遊び場としても活用できます。特に地価が高い都心部などでは狭小住宅が多く、十分な広さの土地を購入すると高額になってしまうという問題があります。そういった時に、地下室を作ることでスペースを確保することができます。シアタールームを作って映画鑑賞を楽しんだり、趣味の楽器を演奏する等様々な活用方法があります。

地下室を作る際の注意点としては、一般的な住宅よりも費用が高くなることが挙げられます。地下室を作るには重機を入れて土を掘り、その土を処分しなければなりません。地盤が弱い場合には、補強工事なども必要になります。部屋を作る際もコンクリートで形成したり、電気設備などを設置する必要もあります。大分大掛かりな工事になるので、費用はその分高くなってしまいます。また、避難経路をしっかりと確保することも重要です。地下室には窓がないので、地震や火事などの災害が起こった時に窓から逃げることはできません。1階に続く階段が何らかの事情で塞がってしまうと、地下室に閉じ込められることになってしまいます。そのためドライエリアを設けるなど、万が一の際の避難経路を確保しておくことがとても大切になります。近年日本で増えている災害としては、ゲリラ豪雨などによる水害が挙げられます。雨水は低い位置に流れるので、地下室に雨水が入り込むと大きな災害になってしまいます。それを防ぐためにも防水工事を施すことは欠かせません。

そして地下室を作る際の注意点には、防湿対策も挙げられます。地下室には湿気がこもりやすく、夏場に結露することもあります。これは土に埋まった地下の気温が一定なためで、夏場に湿度の高い空気が入り込むと水蒸気が飽和して結露を引き起こすのです。湿気がこもっていたり、結露が頻繁に起こると、カビが繁殖しやすくなります。カビ臭くなってしまうと、せっかく居室を設けてもゆっくり寛げないということもあります。カビはアレルギー性疾患の原因にもなるので、体にも悪影響を及ぼします。湿気対策としては、24時間換気システムを設けたり除湿システムを設けるといった方法があります。地下室には窓を設けることができないので、窓を開けて空気の入れ替えを行うことはできません。ですから換気システムを導入することは必要不可欠です。