2021年01月19日更新

収納上手になる家の間取りって?

家を建てる時に重要になるのが、物をしまっておく収納スペースです。長く住んでいるといつの間にか物が増えてしまうということも多く、物をしまうスペースがなくて困ってしまう人もいます。家族の人数が多ければ、それだけ荷物は多くなります。オフシーズンの衣類などもありますし、アウトドアグッズやスキー用品等一定の季節にしか使用しないものもあります。子どもがいると成長するにしたがって、荷物はどんどん増えていきます。

特に地価が高い都心部などでは狭小住宅になることもあり、収納スペースが十分に確保できないこともあるようです。でも、家作りの際の工夫次第では、狭い家でも収納上手になれます。収納上手になる家の間取りは、必要な場所に必要な収納スペースが確保されていることです。大きな収納スペースを確保したとしても、遠く離れた場所にあったのでは使い勝手が悪くなってしまいます。例えば、客間が1階にあるのに来客用の布団が2階にあったのでは、使う時に一々階段を上げ下ろししなければなりません。来客用布団は、客間にしまっておけるようにすることが大事になります。それから食品棚やパントリーなども、キッチンの側にあると使いやすいです。食料品や日用品など使用頻度の高い物をこまめに整理してしまっておくことができます。

収納上手になるヒントとしては、使用頻度の高い物を取り出しやすい場所に収納しておくことです。例えば、床下収納などは腰をかがめなければいけないので、物を取り出しにくいといえます。そのため普段はあまり使わない物をしまっておくのに向いています。その反対に自分の目線の位置にある高さにある棚などは、取り出しやすい収納場所と言えます。こういった所に十分な収納ス
ペースを設けておくと物を片付けやすくなります。

また、小さいお子さんがいる場合には、お子さんが自分から片付けができる環境を整えることがポイントになります。自分で開けられるところに食器がしまってあれば、そこから取り出してお箸を並べたりすることができます。おもちゃをしまうスペース等を用意して、自分で片付けさせることは躾にもなります。そういったことも含めて、収納スペースを配置するようにすると、片付けやすい家になります。

収納上手になるには、動線にも注意して間取りを考える必要があります。動線が複雑だとその分動きが増えるので、片付けにくい間取りになります。できるだけ少ないステップで動作が完結するようにしましょう。